「焼肉ドラゴン」
2018年 日本
監督 鄭義信
主演・出演 真木よう子 井上真央 大泉洋 桜庭ななみ イ・ジョンウン キム・サンホ
内容・賞など 日韓共同制作作品。高度経済成長時の焼肉屋経営の在日コリアン一家の姿を描く。
あらすじ・結末
金龍吉の在日コリアン家族は国有地を不法占拠した場所で長い間、焼肉店「焼肉ドラゴン」をやっていた。妻、3人の娘、1人の息子と暮らしていた。
息子の時生はいじめられ失語症となっていた。時生は留年することが決まり、父はそれでも頑張るようにいうが、時生は飛び降り自殺をしてしまったのだった。
3人の娘はそれぞれに不倫や離婚・結婚などをし、それぞれに相手を見つけていた。
国有地ということで立ち退きを迫る公務員に、父はこの土地は買ったと主張し、公務員に怪我させてしまうのだった。
1971年、店は取り壊されることとなった。長女(真木よう子)と哲夫(大泉洋)は北朝鮮へ、次女(井上真央)は韓国へ、三女(桜庭ななみ)は日本でスナック経営することとになり、一家は別れる。父と母もリヤカーに乗り、旅立つのであった。
感想(良いところ・残念なところ)
良いところ、プラスポイント
・焼肉、チヂミ、キムチ、ビール、ナムル
・明日はきっといい日になる
・偽役所広司??
・父と母は韓国の役者さんで日本語はあまり意味はわかってなかったらしいが、その演技力あっての映画でわかってないとは思えないほど
・女優3人の演技力
・大泉洋の他の作品とはまた違った魅力
・家族愛、親子愛、父の愛、母の愛、夫婦愛
・息子の死(残念な部分でもあります)
・昭和の歌謡曲
・在日コリアンの日本で生きることへの厳しく強い決意
・いじめ、偏見(残念な部分でもあります)
・象徴的なリヤカー(良いことも悪いことも大事な部分で出てきます)
・「働いて、働いて」の父のセリフ
・桜
・家族の別れと旅立ち、日本・韓国・北朝鮮の関係性
・桜舞うなかの父のセリフ
・27年暮らした想い出
・「家族はバラバラになっても繋がっている」母のセリフ
・息子の最初のセリフとエンディングのセリフ
・舞台も見たくなる
残念なところ
・いじめ、偏見(残念な部分でもあります)
・息子の死(残念な部分でもあります)
まとめ
「日本で生きるとは」
つらいシーンもあり、タイトルと大泉洋ということでコメディカルと思ってみることは避けないと心が苦しくなります。
戦争によって、日本で生きることになった家族の姿にとても考えさせられました。
評価 D 50点
日本人として見ておきたい作品。父・母に心打たれます。
Yakiniku Dragon
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