監督 殿勝秀樹
内容・賞など TVスペシャル第12弾。
あらすじ・結末
安物の指輪がオークション会場で出品されルパンは1$差で銀行頭取のシンシアに競り負け、取られる。指輪は、持っているだけで世界の王になれるという幸運のブローチの所在を示す秘密が隠されているものであり、ルパンは銀行へ乗り込み、取り返す。
脱出途中ルパンは撃たれ落下し死亡、指輪はまた奪われる。
ルパンの棺桶は埋められ、仲間はルパンの仇討ちを行う。戦いの中ピンチとなるが、神父に助けられる。神父は奇跡的に生きていて、死んだことを偽装していたルパンだった。
ルパンはシンシアからお金をだまし取り、そしてブローチも手に入れる。バーでシンシアとルパンは1$コインで賭けをし、シンシアは負け、銭形警部にテロの容疑で逮捕されたのだった。
感想(良いところ・残念なところ・なんともいえないところ)
良いところ、プラスポイント
・ジャズ満開のオープニング
・権力者を廻るブローチを見つけるための指輪
・デジタルにはアナログで対抗
・頭取シンシアとキス
・「また会うことに」
・ルパン撃たれて死す
・かたき討ち
・次元・ルパンのセリフが渋くかっこいい
・ルパン逮捕~といいつつ、しっかりと他の犯人を逮捕する銭形
・謎は解けるまで、泥棒は盗むまでが面白い
・長年連れ添った相棒のマグナム
・ラストチャンスの賭け
・「一度そう言われてみたかった」
・銃のトリガーに1$コイン
・「1$もバカにできない」
・約束を果たす
・ブローチは幸運をもたらした
残念なところ
・とっつぁんはすぐに辞表、恒例となりすぎ
・女の恨み
・とっつぁんと不二子の会話が昭和感
なんともいえないところ
・五右衛門は宗教へ、お布施のノルマ
・宗教で失敗
・女に似うのは花
・ワルサーで弾を防ぎ、死体入替でルパンは生きていた
まとめ
「ルパンとはハードボイルド、そう思い出させてくれる。名ゼリフの数々」
敵のボスがヒロイン、ブローチを上げるもう一人のヒロインもいるが、頭取シンシアとのやり取りがいい。敵であるが、ルパンの魅力にはまり、不二子が嫉妬する作品は珍しい。大人のなんともいえない思いが展開される。
シンシアは最後の最後まで、ルパンの術中にはまり、ラスト勝負でも完敗させられる。そして、逮捕はとっつぁんが。クール、ハードボイルドなルパンを見た。これをルパンに見たいのだと思いました。
評価 D+ 55点
ハードボイルドなルパンが好きな方へ
Lupin the Third 1$ Money Wars
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