早朝の地震で起こされて、それほどの大きさではなかったので良かったですが、時間脳が狂った一日となりました。皆様も地震には十分に気をつけてほしいこと、地震に合われた方々は調子が悪くなったと思いますので、無理せずに行動しましょう。
本日は菅田将暉主演にて15日に公開された「ミステリと言う勿れ」を劇場にて鑑賞してきましたので、ネタバレなしで紹介したいと思います。
本日の目次
「ミステリと言う勿れ」とは
田村由美による日本のミステリー漫画。2021年に第67回小学館漫画賞一般向け部門を受賞。
2022年にフジテレビにてドラマ化。主演は菅田将暉。
主人公が事件についてだけでなく、まったく関係のないことでもひたすら長文で語り続けるスタイルで、ウザがられたり、めんどくさいと言われることが多いが、それにより事件の解決、また人の心を救うことにもなるという、ミステリー要素もしっかりしていながら、言葉、会話、感情も重視している作品。
田村由美は「7SEEDS」がアニメ化されています。
映画版概要・あらすじ
田村由美の人気漫画を菅田将暉主演で実写化した連続テレビドラマ「ミステリと言う勿れ」の劇場版。原作で人気のエピソード「広島編」をもとに、広島の名家・狩集家をめぐる遺産相続事件の顛末を描く。
天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整は、広島で開催される美術展を訪れるため同地にやってくるが、そこで犬童我路の知人だという女子高生・狩集汐路と出会い、あるバイトを持ちかけられる。それは、狩集家の莫大な遺産相続に関するものだった。当主の孫にあたる汐路ら4人の相続候補者は、遺言書に記されたお題に従って謎を解いていく。やがて彼らは、時に死者さえ出るという狩集家の遺産相続に隠された衝撃の真実にたどり着く。
汐路を原菜乃華、彼女と遺産相続を争う狩集理紀之助を町田啓太、波々壁新音を萩原利久、赤峰ゆらを柴咲コウ、狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴を松下洸平が演じる。「信長協奏曲」の松山博昭が監督を務め、「本能寺ホテル」の相沢友子が脚本を担当。
-映画.COMより-
挿入歌・音楽はドラマ同様になっています。
King Gnu「カメレオン」
エンディングテーマ
King Gnu 「硝子窓」
感想
予告では、コミカルな部分を推しているところが多いですが、実際にはそんなには多くないですね。もう少し主人公の特徴を出してもよかったと思いますが、それはドラマ版でやっているので時間制約もあり少な目になっているのでしょう。
2時間の枠でまずまずですが、ドラマ版ほどのパワーはなかったですね。
ドラマ版はじっくりとできていて、それぞれの人物にしっかりと良くも悪くもたくさん話す主人公の様子が描かれていますが、映画版では時間制約もありじっくりとはできない感じでした。うざい、めんどくさい感の前置きが短く浅いので、いい内容の会話もぐさっと刺さるほどではないと感じました。
また、広島編は、主要の刑事たちは出てきません。
ドラマ版でいい味を出していた、伊藤沙莉・尾上松也・鈴木浩介・筒井道隆・永山瑛太たちはほぼいませんので、そういう意味でドラマ版が良かったという人はちょっと物足りないと感じるかもしれません。なのでドラマ版を見ていないほうがいいかもしれません。次作へ続いてほしい感じで、ドラマなのか、映画版なのかはわかりませんが、ぜひとも続編を希望してしまいました。
タイトル通り、ミステリだけならば、そんなに、わっと驚いた謎解きではなく、わかる人にはわかるかなと思います。しかし、この作品は謎解きをしてから、犯人ではなく、主人公が被害者、またその関係者に言葉をかけるところが肝となっています。
そこが共感部分であり、他の作品ではなかなか得られないポイントだと思います。できれば、もっとその部分をじっくりやってくれたらと。ドラマで成功して、映画を作るとこういうのをよく感じます。枠にうまくハメられず拡縮(メリハリ)が薄くて、印象が弱い作品になってしまう、という感じです。悪くないんだけど、あと一歩という感じでした。
評価
C+ 85点
興味があればぜひ見てほしい作品です。
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